J_Freq_FIG13.e

Graph: Bands and Bandwidth owned by KDDI and UQ communications

Graph: Bands and Bandwidth owned by KDDI and UQ communications

[説明]
KDDIが保有する周波数の帯域と各バンドの帯域幅をグラフで示します。KDDIは5Gのミリ波(高い周波数)から、プラチナ・バンド(低い周波数)まで沢山の周波数を保有し、それらの周波数を使ってモバイル通信サービスを運用しています。
※KDDIは、4G帯の周波数で、DSS(5G/4G)を行っていると思われます。具体的にどの帯域でDSSを運用しているかは公開されていません。

[説明詳細]
■KDDI 5G用周波数(ミリ波、Sub6): 28GHz帯(n257)、3.7GHz帯(n77/n78)
28GHz帯(n257)は、普及には時間を要するバンドです。電波の飛びが悪く、建物内部へ電波が浸透しないためエリアがとても限られます。ホットスポット的に、トラフィックが多い大都市の大きな駅や繁華街で時間をかけてデプロイされる事が想定されます。
3.7GHz帯(n77/n78)は、KDDIの5Gの主要バンドです。この周波数帯域の5G基地局の増加が見込まれます。
■KDDI(4G Sub6): 3.5GHz帯(バンド42)、 2.5GHz帯(バンド41)
3.5GHz帯(バンド42)は、LTE-Advanced用のバンドです。CC(キャリア・アグリゲーション)技術を使って他の帯域の周波数と同時に利用されます。ボリュームの有るトラフィックをカバーするために展開された周波数帯域です。
また、この3.5GHz帯域では4G周波数の5G周波数としての転用が行われています。
2.5GHz帯(バンド41)は、UQコニュニケーションズにアサインされているバンドです。合計50MHzの帯域幅があり、全国に展開され運用されています。このバンドは全国BWA(Broadband Wireless Access: 広帯域移動無線システム)バンドでもあります。
■KDDI(ローバンド):2.0GHz帯(バンド1)、 1.7GHz帯(バンド3/バンド9) 、 1.5GHz帯(バンド11)
2.0GHz帯(バンド1)、はKDDIの主要バンドです。3Gは、2022年3月にサービスが停止ました。
1.7GHz帯(バンド3/バンド9)は、エリアが限定されている周波数帯域です。
1.5GHz帯(バンド11)は、エリアが限定されている周波数帯域です。
■KDDI(プラチナバンド): 800Hz帯(バンド26/バンド18)、 700MHz帯(バンド28)
800Hz帯(バンド26/バンド18)は、KDDIの主要バンドで4G LTEで全国広く展開されています。3Gは、2022年3月にサービスが停止ました。この帯域は楽天にローミングで貸し出しています。そのため、地方のエリアでは楽天のトラフィックが入っています。
700MHz帯(バンド28)は、一部のエリアのみで4G LTEで運用されているバンドです。
また、この700MHz帯域では4G周波数の5G周波数としての転用が行われています。

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