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Graph: Bands and Bandwidth owned by Softbank

Graph: Bands and Bandwidth owned by Softbank

[説明]
ソフトバンクが保有する周波数の帯域と各バンドの帯域幅をグラフで示します。ソフトバンクは5Gのミリ波(高い周波数)から、プラチナ・バンド(低い周波数)まで沢山の周波数を保有し、それらの周波数を使ってモバイル通信サービスを運用しています。

[説明詳細]
■ソフトバンクの5G用周波数(ミリ波、Sub6):28GHz帯(n257)、3.7GHz帯(n77) 
28GHz帯(n257)は、普及には時間を要するバンドです。電波の飛びが悪く、建物内部へ電波が浸透しないためエリアがとても限られます。ホットスポット的に、トラフィックが多い大都市の大きな駅や繁華街で時間をかけてデプロイされる事が想定されます。
3.7GHz帯(n77)は、ソフトバンクの5Gの主要バンドです。この周波数帯域の5G基地局の増加が見込まれます。
■ソフトバンクの4G Sub6:3.5GHz帯(バンド42)、 2.5GHz帯(バンド41) 
3.5GHz帯(バンド42)は、LTE-Advanced用のバンドです。CC(キャリア・アグリゲーション)技術を使って他の帯域の周波数と同時に利用されます。ボリュームの有るトラフィックをカバーするために展開された周波数帯域です。また、ソフトバンクでは、この帯域を使って4G周波数の5G転用が行われています。
2.5GHz帯(バンド41)は、ソフトバンクの主要バンドです。全国に展開され運用されています。現在はソフトバンクとなったWCP(Wireless City Planning)が利用していたバンドです。このバンドは全国BWA(Broadband Wireless Access: 広帯域移動無線システム)バンドでもあります。
■ソフトバンクのローバンド: 2.0GHz帯(バンド1)、1.7GHz帯(バンド3/バンド9) 、1.5GHz帯(バンド11)
2.0GHz帯(バンド1)は、ソフトバンクの主要バンドです。全国に展開され運用されています。3Gは、2024年1月にサービスが停止します。
1.7GHz帯(バンド3/バンド9)は、ソフトバンクの主要バンドです。全国に展開され運用されています。一部で4G周波数の5G転用が実施されています。
ソフトバンクでは、この1.7GHz帯域にてダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS: Dynamic Spectrum Sharing)という技術が使われています。(link: http://blogofmobile.com/article/137772)基地局がこの技術(DSS)により、5Gと4Gを同時にこの帯域でサービスを提供しています。
1.5GHz帯(バンド11)は、エリアが限定されている周波数帯域です。
■ソフトバンクのプラチナバンド: 900Hz帯(バンド8)、 700MHz帯域(バンド28) 
900Hz帯 (バンド8) は、ソフトバンクの主要バンドです。全国に展開され運用されています。3Gは、2024年1月にサービスが停止します。
700MHz帯 (バンド28)は、一部のエリアのみで運用されているバンドです。一部で4G周波数の5G転用が実施されています。
また、この700MHz帯域では4G周波数の5G周波数として転用が行われています。

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Prepared by Teppei Nagumo

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